帯状疱疹は、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが原因で起こる感染症です。
子どもの頃に水ぼうそう(水痘)にかかったことがある人なら誰の体内にも潜んでいます。
水ぼうそうが治った後もウイルスは体内の神経節(神経細胞が集まっている部分)に潜伏していて、加齢・疲労・過労・ストレスなどで免疫力が低下すると潜伏していたウイルスが再び活性化して増殖を始めます。活性化したウイルスは神経に沿って移動し、皮膚に到達して帯状疱疹を引き起こします。神経に沿って体の左右どちらかに帯状に、痛みを伴う水泡ができます。
最も注意が必要なのは、合併症のリスクです。特に高齢者では、症状が重くなる傾向があり、合併症も起こりやすくなります。
80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。
ワクチン接種は、発症や合併症に対する効果的な予防の1つです。50歳から接種できます。
ワクチンには、「生ワクチン」と「組換えワクチン」の2種類があり、接種回数・費用・効果が異なりますので、ご相談下さい。
| ビケン(生ワクチン) |
7,500円×1回 |
|---|---|
| シングリックス(組換えワクチン) |
22,000円×2回 ※2ヶ月以上の期間を開けて2回目接種必要 |
令和7年度の東大阪市在住の対象者
・接種時に60~64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する者
※対象者へは6月頃に案内ハガキが送付されます
| ビケン(生ワクチン) |
4,000円×1回 |
|---|---|
| シングリックス(組換えワクチン) |
10,000円×2回 ※2ヶ月以上の期間を開けて2回目接種必要 |